今日の1冊 6
ふらっと旅に出たい人、わかる〜っていう毎日の些細な出来事に自分なりの楽しみ方を見つけたい人におすすめ
世界中で迷子になって/角田光代
角田光代さん、小説ももちろんおもしろくていろいろ読んだのですが、エッセイがこれまたおもしろい。
角田光代さんの文章はとても読みやすく、そして共感できる出来事がたくさん。
前半は旅について、後半はモノについて書かれています。
私は学生の頃からバックパッカーに憧れていて旅したい願望が常にあるので前半部分、読んでものすごくわくわく✴︎
行きたいだけで海外旅行はツアーで数回しか行ったことありません。だからこそ想像したらとても楽しい。
そしてその中の文章で印象的だったのがこちらの文章↓
アジア:
全くの受け身でいても退屈もせず、気がつけば自分の意思とは裏腹に、じつに能動的な旅になってしまう
もうこの文章だけで楽しくないですか?
一方で
ヨーロッパ:
受け身でいれば何も起きない
私は心配性なのでどちらかというときっちり計画を立ててっていうことが多いのだけど、こういう自由な旅への憧れはものすごいのです。自分ではなかなかできないのがわかっているから憧れだけはすごい。
猛烈にアジア行きたいーってなりました。もちろんヨーロッパも行きたいのだけど、ごちゃごちゃした中での旅行、やってみたい。